元Gマイコラスが“開幕投手”で快投 初回不安定も「モリーナが何度が来て…」
初回に制球乱れ1失点も2回以降は快投「ゴロを打たせることができた」
■カージナルス 7-6 ブレーブス(地区シリーズ・日本時間4日・アトランタ)
カージナルスのマイルズ・マイコラス投手が3日(日本時間4日)、ブレーブスとの地区シリーズ第1戦で先発し、7-6での逆転勝利に大きく貢献した。5回3安打1失点2奪三振2四球と好投し、二塁打も放つなど投打で躍動。自身初のポストシーズン(PS)で白星こそつかなかったものの、“開幕投手”の大役を果たした。初回は制球が安定してなかったが「ヤディが何度か来て落ち着くことができた」と、試合後には名捕手ヤディアー・モリーナに感謝していた。
マイコラスは初回、先頭アクーニャJr.から2者連続四球を与え、1死一、三塁からドナルドソンをニゴロに仕留めるも、ウォンの送球エラーの間に先制点を献上。しかし、その後は立ち直り、5回78球を投げ切って試合を作った。
地元テレビ局「FOXスポーツ・ミッドウエスト」は公式ツイッターで、マイコラスの試合後のインタビューを公開。2017年まで巨人で3年間プレーし、圧倒的な成績を残してメジャー復帰を果たした右腕は「興奮していて、調子が出なかったのかもしれない。だけど、マッド・ドッグ(マダックス投手コーチ)が来て、ヤディも何度か来て、少し落ち着くことができた」と初回について振り返り、「ただ楽しむように言われたんだ。それがその次の4イニングで僕がしたことだよ」と話した。
2回以降は積極的にストライクゾーンを攻め、打たせて取る本来の投球スタイルに。マイコラスは、立ち直った理由について「直球の制球が安定したことだと思う。初回には少し安定していなかったけど、落ち着きを取り戻し、低めに投げ、ゴロを打たせることができた」とうなずいた。
チームは6回に2点を勝ち越されたが、8回にゴールドシュミットのソロ弾などで同点に追いつくと、9回にオズナとウォンの2点タイムリーで一挙4得点。終盤2イニングで6点を奪い、敵地で先勝した。
終盤の打線の集中打については「すごかったよ! チームメートと叫んで応援していた。次々にヒットを打ち、ただすごかった」と興奮気味に振り返ったマイコラス。12度目の世界一へ、名門球団が好スタートを切った。
(Full-Count編集部)