MLBの平均観客動員数が4年連続減少 総観客動員数は4年前から計500万人も減
フィリーズは「ハーパー効果」、パドレスは「マチャド効果」で増加
メジャーリーグの平均観客動員数が4年連続で減少した。AP通信が「MLBの平均観客動員数は負け越したチームの数字が響き、1.7%減」との見出しで記事を配信している。
AP通信によると、MLBの平均観客動員数は今年1.7%減となり、4年連続で減少したという。大きく数字を下げた6チームのうちの5チームは負け越したチームで、特にトロント(ブルージェイズ)、シアトル(マリナーズ)、サンフランシスコ(ジャイアンツ)、デトロイト(タイガース)の4都市では合わせてチケット販売が180万以上減少。これらのチームは合計259勝388敗だった。
また、コミッショナーズオフィスによると、30チームの平均観客動員数は2万8339人で、昨年の2万8830人から減少した。総観客動員数6850万は、2015年から500万以上も減っているが、マンフレッドMLBコミッショナーは「メジャーリーグで6800万以上の観客を呼び込んでいます。マイナーリーグでも4100万人です。1億1000万人が生で野球を観戦しているのです。これはますます多くの娯楽がある環境の中で本当に本当に素晴らしい数字です」と記事の中でコメントしている。
なお、最も減少幅が大きかったのはブルージェイズで、57万5137人減。以下、マリナーズが50万7769人、ジャイアンツが44万8425人、タイガースが35万5540人、ナショナルズが26万9823人、オリオールズが25万6385人も減っていたという。一方で、フィリーズは「ハーパー効果」で56万9297人増。さらに、球団史上2番目の勝利数となったツインズは33万4955人、「マチャド効果」でパドレスが22万7863人、メッツが21万7537人増えたとAP通信は伝えている。
(Full-Count編集部=AP)