ダルビッシュ、後半戦の活躍に地元メディアは早くも来季期待 「開幕投手の最有力候補」
シーズン終盤には制球力抜群の投球を披露「ダルビッシュは更に良くなれる」
5年ぶりにポストシーズン進出を逃したカブス。すでにジョー・マドン監督の退任が発表されており来季に向け新たなスタートを切った。地元メディアは来季の先発ローテーションの「5つの疑問」を特集し、ダルビッシュ有投手に大きな期待を寄せている。
「素晴らしい後半戦の後、ユウ・ダルビッシュはさらに良くなれるか?」
復活の兆しを見せ今シーズンを終えたダルビッシュをこう伝えたのは地元紙「シカゴ・トリビューン」だった。記事ではジョン・レスター、ホセ・キンタナなど来季の先発ローテについての「5つの疑問」を特集し、そのうち1つがダルビッシュの復活だった。
ダルビッシュは今季、シーズン序盤は不安定な投球が続いていたが後半戦は制球力も安定し3試合連続12奪三振など見違えるような快投を続けた。記事では昨季8試合40イニングに終わった右腕が復活の兆しを見せたことに「ダルビッシュはさらに良くなれる。ミラー・パークでの初戦まで約6か月あるが、ダルビッシュが2020年開幕投手の最有力候補であると言えるだろう」と伝えている。
開幕投手に名前を挙げるほどダルビッシュを高く評価する理由には「チーム最多の33被本塁打としたが、彼の復活のカギは、前半戦の49与四球から後半戦に7与四球に減らしたことであった」と、精度を増した制球力を評価。
多彩な変化球を交え、力強い直球も取り戻した右腕を「武器が多すぎるように思えることもある。しかし、ナックルカーブ、スプリット、スローカーブを織り交ぜることで、打者のバランスを崩していた」と絶賛していた。
ダルビッシュは来季もカブスでプレーすることを望んでおり、2014年以来となる2桁勝利にも期待がかかる。
(Full-Count編集部)