DeNA今永、今季初の中継ぎで2回1安打無失点 課題修正で「間違えてなかった」
2番手で登板し26球、監督は連投も示唆
■阪神 8-7 DeNA(CS・5日・横浜)
DeNAの今永昇太投手は5日、阪神とのクライマックスシリーズ(CS)1stステージ第1戦で今季初の救援登板。5回から2番手でマウントに上がり2回1安打無失点。昨年以来となる中継ぎで役目を十分に果たした。
5回先頭の代打・上本には左前打を許したが、その後は安定した投球を見せ2イニングを無失点。ラミレス監督は試合前から連投も頭に「マックス40球」を宣言していたが、26球で7点のリードを守った。
「やっぱり中継ぎは何度やっても慣れない。名前が呼ばれるまでそわそわして、緊張もしたし。それでも0を意識して投げられた」と今永。
前回登板した9月28日の阪神戦(横浜)では、7回1/3を投げ7失点(自責6)。自身2連敗を喫し、「課題がわからない」と悩んでいた。しかし、この日は「グローブの方の手の位置を変えて、ストップがしっかりくるように」と腕が振れるようになり、球速も前回より上がったという。「(修正点は)間違えてなかったのかな」と自信につなげたようだ。
その後、7点差を逆転される展開となったが、「負けてもロッカーは静かになることもなく、筒香(嘉智)さんが『明日も頑張ろう』と言ってくれていた。雰囲気が悪くなることはなかった」と士気を高め合っている様子だ。
巨人が待つファイナルステージに進むため、もう1戦も負けられない。「ワンバウンドしたり、高めにいったり。自分が思っているより気持ちが出ちゃうので、明日は体を緩めて筋肉を意識しやすくできるように準備する」と連投に意欲を燃やした。
(Full-Count編集部)