10月に真価発揮の田中将大、辛辣NY紙も絶賛の嵐「殿堂入りレベル」「主役」
地区シリーズ第2戦でPS通算4勝目「マサ『ヒーロー』がまた10月に出現した」
■ヤンキース 8-2 ツインズ(地区シリーズ・日本時間6日・ニューヨーク)
5日(日本時間6日)に本拠地ヤンキースタジアムで行われたツインズとの地区シリーズ第2戦に先発し、5回3安打1失点と好投してポストシーズン(PS)通算4勝目を挙げたヤンキースの田中将大投手。5試合以上先発している投手で、PS通算防御率1.54はMLB史上5位、通算被打率.164は史上1位と勝負強さを見せる右腕を辛辣なニューヨークメディアも絶賛。絶大な信頼を寄せている。
MLB公式サイトは「マサ『ヒーロー』がまた10月に出現した」と将大(まさひろ)の名前にかけたタイトルで報じ、「マサヒロ・タナカの最近の投球歴を見ていると、ツインズの強力なラインナップを抑えることは容易ではないように見えた。しかし、土曜日にツインズが見たのは、これまでと異なったタナカだった。10月のブロンクスでいつもみかける:マサ『ヒーロー』」と田中のポストシーズンでの強さに脱帽した。
さらに、地元紙「デイリー・ニューズ」も「マサヒロ・タナカがツインズ相手にプレーオフを支配した」とレポート。「マサヒロ・タナカは、またしても素晴らしいポストシーズンのパフォーマンスをしてポストシーズン4勝となったが、それは野球殿堂入りのレベルのパフォーマンスだ」。田中の10月の投球を「殿堂入りレベル」とまで絶賛している。
地元紙「ニューヨーク・ポスト」も「これが、ヤンキースがマサヒロ・タナカを絶対的に信頼している理由」とタイトルをつけて「ヤンキースはタナカを信頼している。毎年、疑うことなく、断固として」と言及。地元紙「ニューズデイ」も「ヤンキースの先発、マサヒロ・タナカは変化球を使った絶対的な投球でア・リーグの地区シリーズ第2戦に勝利した」と伝えた。
また、ニュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」は「ヤンキースはツインズを粉砕した。マサヒロ・タナカとディディ・グレゴリウスが主役だった」とのタイトルで速報。投打の「主役」を称えている。
厳しいニューヨークのメディアやファンが重視するポストシーズンでのパフォーマンスで期待に応え続ける田中。その姿は今年も変わらないようだ。
(Full-Count編集部)