田中将大、“超重量打線”に5回まで7K1失点好投 PS通算4勝目の権利
試合前まで過去5度のポストシーズンで3勝2敗、防御率1.50
■ヤンキース – ツインズ(地区シリーズ・日本時間6日・ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたツインズとの地区シリーズ第2戦で先発。今季シーズン本塁打記録を更新する307本塁打を記録した“超重量打線”を相手に、初回にピンチを招いたものの、1安打無失点に。2、3回は3者凡退に抑え、3回のグレゴリアスの満塁弾など大量7点のビッグイニングを呼び込んだ。4回に1点を失ったが、5回まで3安打1失点。ポストシーズン通算4勝目の権利を手にした。
初回。先頭のケプラーをニゴロ。ポランコの死球、今季41本塁打を記録したクルーズの投手強襲内野安打で1死一、二塁としたが、今季32本塁打を記録したロサリオをスプリットで一ゴロ併殺打に仕留めた。
エンカーナシオンの左前適時打で先制点をもらった2回は、先頭のガーバーを遊ゴロ。アラエス、サノーをスライダーで2者連続で空振り三振に抑えた。3回は先頭のゴンザレスを一ゴロ。ケーブをスライダーで見逃し三振、ケプラーをスライダーで空振り三振に切り捨てた。
打線は3回にグレゴリアスの満塁弾など打者12人の猛攻で6安打7得点。田中は4回、1死一、三塁からガーバーに右前適時打を許した。しかし、続く同一、二塁ではアラエス、サノーをスプリットで2者連続空振り三振に抑えた。5回はゴンザレスを147キロのフォーシームで空振り三振、ケーブを一ゴロ、ケプラー三飛に抑えた。5回まで7奪三振1四球、3安打1失点に抑えている。
田中は今季11勝9敗、防御率4.45。ツインズ戦では今季の登板はなかったが、通算5戦5勝、防御率2.27と相性の良さは抜群。試合前まで、過去5度のポストシーズンで3勝2敗、防御率1.50と大舞台で好成績を残している。10月の強さについて、前日4日の会見では「自分自身深く考えていないです。繰り返しになりますけど、自分が自分でいることが一番成功するためには必要なんじゃないかなと思います」と明かしていた。
(Full-Count編集部)