田中将大は「最も頼りになる」 勝負強さ絶大の右腕に辛口NY紙が大きな期待
アストロズにはバーランダー、コール、グリンキーの強力先発陣も田中は「大舞台で力を発揮する」
田中将大投手が所属するヤンキースは、ツインズとの地区シリーズを3連勝突破。12日(日本時間13日)からのリーグ優勝決定シリーズではアストロズ、レイズとの勝者と激突する。
10年ぶりのワールドシリーズ制覇への機運が高まりつつある中で、最大のライバルと目されるのが今季のMLB最高勝率.660を記録したアストロズだ。少し気が早いが、NY紙「ニューヨーク・ポスト」は「ヤンキースのローテーションはア・リーグ地区シリーズで活躍したが、アストロズのエースたちに対抗できるか?」と特集記事を掲載。第2戦で日本人最多のポストシーズン4勝目を挙げた田中が大きく期待されている。
アストロズが地区シリーズを勝ち上がれば、ヤンキースはジャスティン・バーランダー、ゲリット・コールの今季のサイ・ヤング賞候補の2投手に加えて、通算205勝右腕ザック・グリンキーとメジャー最強の“3枚看板”と対峙することになる。ヤンキースは地区シリーズでジェームズ・パクストン、田中将大、ルイス・セベリーノの先発ローテーションを組んだが、記事では「少し良いくらいのローテーションがヤンキースに28度目のワールドシリーズ制覇をもたらせるだろうか? 少なくとも、強力な投手陣を擁するアストロズに勝てるだろうか?」と疑問視。その上で、ポストシーズン通算6試合登板し、4勝2敗、防御率1.54、通算被打率.164と抜群の勝負強さを見せる田中の活躍を期待した。
「最も頼りになるのは、(第2戦登板前まで)10月の5回の先発登板で防御率1.50とし、大舞台で力を発揮するマサヒロ・タナカだった。第2戦で、ヤンキースはタナカから必要としていたものを得て、8-1のリードで5回で降板させた」
田中は地区シリーズ突破後のシャンパンファイトで「目指している部分はもっと先なので。1つ1つやっていかないと、そこにはたどり着かないので。1個1個、みんなで頑張っていければと思います」と気持ちを新たにしていた。自身初の世界一がかかるポストシーズン。地元メディアの期待にも応える右腕の快投を期待したい。
(Full-Count編集部)