阪神“CS突破0%”の壁をぶち破れるか? 対巨人戦1勝1敗、防御率4.05の青柳が先発へ
対する巨人はドラ6ルーキーの戸郷がマウンドへ
■巨人 – 阪神(CS・11日・東京ドーム)
日本シリーズ進出をかけたクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージも佳境を迎えようとしている。パ・リーグはリーグ2位のソフトバンクが連勝しアドバンテージを含み2勝1敗とリード、セ・リーグはリーグ王者の巨人が2連勝で3勝0敗と王手をかけた。
CSファイナルで唯一、白星(アドバンテージを含む)がない阪神は初戦から連敗し数字上でCSファイナル突破確率が0%となった。セ・リーグでは過去12回のCSファイナルでリーグ3位のチームが連敗で突破したケースは一度もない。
それでも、阪神はレギュラーシーズン終盤で奇跡的ともいえる6連勝で逆転CSを決めている。敵地・東京ドームで再び奇跡は起きるのか。運命の1戦となる11日の先発マウンドには青柳が上がる。
青柳は今季25試合に登板(全て先発)し9勝9敗、防御率3.14とプロ4年目でキャリアハイの成績を残した。対巨人では4試合に登板し1勝1敗、防御率4.05、さらに東京ドームに絞れば2試合で1勝1敗は同じだが防御率は4.91となっている。
対する巨人の先発はドラフト6位ルーキーの戸郷。レギュラーシーズンではわずか2試合の登板だったがプロ初勝利を手している。対戦チームは2試合ともDeNAで阪神とはCSで初対戦となる。
巨人打線は上位打線がCSでも躍動し1番・亀井は打率.571、2番・坂本勇も打率.429をマーク。阪神は初戦で木浪、近本の1、2番がノーヒット、第2戦では1番・近本、好調をキープしていた北條を2番に起用したが3安打完封負け。
2014年のCSファイナルでは4連勝でアドバンテージを吹き飛ばし巨人を破った阪神。崖っぷちに追い詰められた虎は再び奇跡を起こすことができるだろうか。
(Full-Count編集部)