レイズ先発右腕「僕の球種が読まれていた」 第5戦に先発も初回4失点、地区S敗退
アストロズとの第5戦は1-6で敗戦 アストロズ選手は球種読みを否定
■アストロズ 6-1 レイズ(地区シリーズ・日本時間11日・ヒューストン)
レイズはワイルドカードを勝ち上がり、地区シリーズでアストロズと対戦したが、2勝3敗で敗退が決まった。10日(日本時間11日)の第5戦にはタイラー・グラスノー投手が先発するも、初回に4失点。2回2/3を投げて降板した。地元紙の「タンパベイ・タイムズ」はグラスノーが、アストロズに球種を読まれていたことを認めたと伝えている。
3回途中に降板後、グラスノーは自身の投球を動画で確認したといい、「映像を確認しに行ったら、かなり明らかだったね。過去にも(読まれやすい動作をするという)同じ経験をしてしまった。今日は比較的わかりやすかったと思う」と悔やんだ。
そのサインは投球の際にグローブを抱える位置だったという。「リズムやタイミングの問題だから、変えるのは難しい」といい、直球と変化球で違いがあったようだ。
「それが理由で酷い投球になってしまったと言うつもりはないよ。彼らは素晴らしい打線だからね。非常に優れた打者が並ぶし、スイングも素晴らしい」とグラスノーは“完敗宣言”。「CBSスポーツ」が伝えるところでは レイズのケビン・キャッシュ監督も「球種が読まれていたという意見があることも、私は理解している。最終的には、打席に立って強い当たりを放った彼らを称賛する」と同様に、アストロズ打線を称えた。
一方、「タンパベイ・タイムズ」によると“当事者”であるアストロズのブレグマンは、球種を読んでいたのかとの問いに「ノー、ノー、ノー。彼は誰よりも手強い投手。僕ら全員に聞いて回っても、今日はチームとしてのアプローチだったと思う」と完全否定。ブレグマンは初回に2点適時二塁打を放っていた。
リーグ優勝決定シリーズは12日に開幕。レイズとの激戦を制したアストロズは田中将大投手が所属するヤンキースと対戦する。
(Full-Count編集部)