田中将大、敵地で苦戦も敵軍メディアは警戒「しかしヒューストンでは…」

ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

タナカは13日に敵地で行われるアストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦で先発する

■アストロズ – ヤンキース(優勝決定シリーズ・日本時間13日・ヒューストン)

 ヤンキースの田中将大投手は12日(日本時間13日、試合開始9時8分)、敵地で開幕するアストロズとのリーグ優勝決定シリーズで先発する。通算205勝を挙げているザック・グリンキーとの投手戦が予想される。

 米メディア「ジ・アスレチック」のアストロズ番、ジェイク・カプラン記者は自身のツイッターで「マサヒロ・タナカは今季、ホーム、ロードではかなり極端な成績だった」と田中の本拠地、敵地の防御率、相手打者のOPS(出塁率+長打率)を紹介。本拠地では16試合登板し、8勝3敗、防御率3.16だったが、敵地では3勝6敗、防御率6.05と苦戦したが、こう“注意書き”を加えている。

「しかし、彼は4月にミニッツメイド・パークで6回3安打1失点だった」

 田中は今季のアストロズ戦で2試合登板。勝ち負けは付かなかったが、計12イニングを投げて3失点、防御率2.25だった。敵地での4月8日はチームが逆転負けしたものの6回3安打1失点。今季21勝を挙げてサイ・ヤング賞候補に挙がるバーランダー(6回7安打3失点)と堂々の投げ合いを演じた。さらに、2年前の17年リーグ優勝決定シリーズではヒューストンで敗れはしたものの、6回4安打2失点と好投している。

 田中は5日(同6日)に本拠地で行われたツインズとの地区シリーズ第2戦で先発して5回3安打1失点。スプリット、スライダーでMLB史上最多シーズン307本塁打を記録した重量打線を封じ、日本人最多のポストシーズン(PS)4勝目(2敗)を挙げた。PS通算防御率1.54。PS初登板から先発6試合連続で2失点以下は史上2人目で、1965年のワールドシリーズでMVPに輝いたドジャースのサンディ・コーファックス以来の快挙だった。

 13日も勝負強い田中の投球を期待したいところだ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY