8回2死までノーノーのナ軍サンチェスを米メディア称賛 「実はビッグ4だった」
シャーザー、ストラスバーグ、コービンの「3本柱」だけではなかった
■ナショナルズ 2-0 カージナルス(優勝決定シリーズ・日本時間12日・セントルイス)
ナショナルズは11日(日本時間12日)、敵地でのカージナルスとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦に2-0で勝った。先発のアニバル・サンチェス投手が8回2死まで無安打の快投を演じ、敵地での勝利をもたらした。
サンチェスは8回2死まで1四球、2死球を与えたのみの無安打投球。ノーヒットノーランの期待が高まったが、代打ホセ・マルティネスに中前打を許したところでマウンドを降りた。103球を投げて7回2/3を1安打5奪三振1四球2死球で無失点の快投。2番手ドゥーリトルも無安打で締め、2人で1安打完封リレーとなった。
AP通信は「ワシントンのビック3は実はビック4であった。アニバル・サンチェスを忘れてはいけない」と伝えた。ナショナルズには今季11勝のシャーザー、18勝のストラスバーグ、14勝のコービンの「3本柱」が君臨するが、35歳のサンチェスも11勝をマークしている。
MLB公式サイトによると、デーブ・マルティネス監督は「「みんな、ストラスバーグ、シャーザー、コービンのことばかり言うけど、アニバル(サンチェス)も、我々がここまで来た大きな理由だ」と称賛した。
ワシントンDCのラジオ局「106.7 The Fan」はツイッターで、サンチェスのコメントを伝えた。「ノーノーのことは考えていなかった。ただ、チームが勝って、シリーズでリードしたかった」。ベネズエラ出身の右腕もナショナルズ躍進を支える一人だ。
(Full-Count編集部=AP)