田中将大、第1戦先発の大役で4回まで1安打無失点の快投 ヤ軍は4回に先制!
田中は4回まで出した走者1人のみ、ヤンキースは好調トーレスがグリンキーから先制タイムリー
■アストロズ – ヤンキース(優勝決定シリーズ・日本時間13日・ヒューストン)
ヤンキースの田中将大投手は12日(日本時間13日)、敵地で行われているアストロズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第1戦に先発した。3回までわずか28球で1安打無失点に抑えると、打線が4回にトーレスのタイムリーで先制に成功。田中は4回も3者凡退に抑えた。
レギュラーシーズン107勝のアストロズと103勝のヤンキース。“最強対決”となったリーグ優勝決定シリーズの初戦は、グリンキーと田中の投げ合いとなった。田中は初回、スプリンガー、ブラントリーを二ゴロ、アルトゥーベはスライダーで一飛と10球で3者凡退に仕留める上々のスタートを切った。
2回もブレグマンを遊ゴロ、アルバレスはスライダーで空振り三振、グリエルは初球を打たせて遊ゴロと、わずか9球で3者凡退。3回は先頭コレアを三ゴロの後、タッカーには初球のスプリットを右前に運ばれて初ヒットを許したが、続くチリノスはスライダーで三ゴロ併殺打に仕留めて無失点。田中は早くも吠えた。
すると、4回にヤンキースがルメイヒューの左前打と暴投で1死二塁の好機を作り、トーレスが左中間を破る適時二塁打。グリンキーから先制点をもぎ取った。その裏、田中はスプリンガーをスライダーで空振り三振、ブラントリーは直球でいい当たりの左直、アルトゥーベには粘られたものの、最後はフルカウントからスライダーで空振り三振。先制した直後の大事なイニングを3者凡退に抑えた。
ポストシーズン6試合で4勝2敗、防御率1.54、被打率.164という通算成績を誇る田中。5試合以上に登板した投手の中では、防御率は史上5位、被打率は史上1位で、今年も5日(同6日)に行われたツインズとの地区シリーズ第2戦で5回3安打1失点7奪三振と好投。勝利投手となっていた。
(Full-Count編集部)