西武源田、CSファイナル敗退で涙拭う 攻守で貢献できず「口火を切る働きができなかった」
試合後は目を赤くしながら「悔しいです」
■ソフトバンク 9-3 西武(CS・13日・メットライフ)
西武の源田壮亮内野手が悔し涙を見せ来季へ雪辱を誓った。13日、チームはクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦でソフトバンクに敗れ2年連続で日本シリーズ進出を逃した。自身も攻守でミスが続き「悔しいです」と唇をかんだ。
悔し涙を見せた。源田は1点を追う3回1死一、三塁の絶好機で投ゴロ併殺に倒れ、守っては7回に自らの失策からダメ押しとなる2点を献上。試合後は「悔しいです」と目を赤くしながら語った。
懸命に一塁を駆け抜けたが、併殺に倒れた。源田は被っていたヘルメットをグラウンドに落としたまま、両手を膝についてしばらく顔を上げることができなかった。1点を追う3回、1死一、三塁と絶好のチャンスで打席に立ったが、バンデンハークが投じた変化球に詰まらされた。「最悪な結果。あそこで1点入っていれば流れが変わったかもしれない」と悔しがった。
リーグ2連覇を成し遂げながら、2年連続でソフトバンクに敗れファイナルステージ敗退に終わった。源田は「僕自身、CSでなにもできなかった。勢いに乗れば、西武は強い。その突破口、口火を切る働きができなかった」と無念の表情。試合終了後、スタンドに一礼して引き上げる際に涙を拭っていた源田。来季もチームの3連覇に貢献することで悔しさを晴らす。
(安藤かなみ / Kanami Ando)