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「分かっていても前に飛ばない直球」を求めて 日体大・吉田が追う先輩の背中

日体大のドラフト候補・吉田大喜投手は、ドラフト会議を前に、自信と不安が入り混じっていた。「今の心境ですか。当日まで不安ですね」。自分が“プロに行ける”という自信は湧いてきているが、やはり、どの球団に指名されるのか、どんな評価をされているのか…ごく自然といえるような疑問が不安となって胸を締めつけていた。

「ストレートと分かっていても、前に飛ばないというか、そういう球を投げたい」

 理想は松本のように、150キロを超す直球の速さだけなく、ホップする球を投げることだ。実際に投球を見ると、その吉田のこだわりはボールの質に表れている。

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「去年の松本さんも言っていたんですけど、ストレートと分かっていても、前に飛ばないというか、そういう球を投げたいと考えています」

 吉田はそのホップするストレートで7月に行われた日米大学野球で存在感を示した。大学とは違うリリーフ、1イニングの登板だったが、5試合登板し、防御率は0.00。第1戦では3つのアウトのうち2つを三振で奪った。「アメリカ打線にストレートで押せたのは今でも自信になっています」。ただ慣れない“連投”というシチュエーションだったため、コンディションを整えるという点に試行錯誤し、勉強にもなった期間だった。

「(自分に)調子の波があるなと感じました。次の日にどのようにして、いい状態で持っていけるか、コンディションの大切さを感じました。2戦目は(1回2安打1失点、自責0も)体が重たくて、投げにくかったので、3試合はコンディショニングに気を使いました。3戦目以降は(調子の)波なく投げられました」。ヒットを打たれたのは5試合でこの2戦目だけという対応力の高さも光った。

 小学校の時は常にテレビをつけたら、阪神戦が映っていた。京セラドームにオリックス戦もよく見に行った。「オリックスの帽子をかぶったりしていました。金子弌大 (千尋)選手が好きでした」と振り返る。憧れの舞台に立つのは時間の問題だ。

 「長い間、勝てるような選手になりたいですね。結果を出し続けられることがいい選手だと思っています」

 昨年は松本、東妻の2人の先輩の指名を自分のことのように喜んだ。背中を見て、成長してきた。同じプロの舞台に立つこと、一緒に投げ合うことを祈っている。

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