第4戦先発の田中将大にNYメディアも熱い期待 「タナカがヤンキースを救う」
田中はPS7先発で全て2失点以下、全て5イニング以上を投げている
■ヤンキース – アストロズ(優勝決定シリーズ・日本時間18日・ニューヨーク)
ヤンキースタジアムで16日(日本時間17日)に予定されていた、ヤンキース対アストロズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦が、悪天候のために順延となった。先発投手はヤンキースが田中将大、アストロズはザック・グリンキーに決まった。1勝2敗と黒星が先行したヤンキースにとって、第1戦で6回1安打無失点の快投を見せた田中はまさに頼みの綱。地元紙「ニューヨークポスト」は「タナカが、ア・リーグ優勝決定シリーズでヤンキースを救うチャンスが早くも訪れた」とのタイトルで、日本人右腕に期待を寄せている。
同紙は「マサヒロ・タナカは、ヤンキースに加わって以来、ポストシーズンはほとんど素晴らしい活躍をしている」と説明。「もしヤンキースが、優勝決定シリーズでアストロズに勝つ現実的なチャンスがあるとすれば、第4戦でこの右投手がこれまでのポストシーズンで築いた高い基準に見合うような活躍を再びすることにかかっている」と記した。
同紙はさらに「過去の歴史から読み取れるものは『タナカならやってくれるだろう』ということだ」と指摘。過去の田中の実績を紹介した。
田中は過去の7度のポストシーズンの先発で全て2失点以下に抑え、全て5イニング以上投げているとし、特に、アストロズとの2017年ア・リーグ優勝決定シリーズ第5戦以降の直近4度の先発は「特に独占的(2試合が1失点、2試合が無失点)である」と評している。
同紙によると、ブーン監督は「スターターがある程度長く投げてくれることを期待している。タナカは第1戦でとても良いスタートをして6回まで投げた。我々が成功するには次の2試合で、タナカとパクストンがある程度長く投げてくれることが必要だ」と語ったという。
同紙は「タナカはその精神力で、木曜日の試合(第4戦)がどんなに大切か知りながら登板する」と結んでいる。
辛口なニューヨークメディアも、田中に強い期待を寄せている。
(Full-Count編集部)