【ドラフト】BC武蔵の“林昌勇2世”松岡が西武3位指名 まさかの上位に驚き「心の準備が…」
高卒1年目でサイドスローに転向して半年
ルートインBCリーグ埼玉武蔵でNPB最注目の松岡洸希投手が17日、西武からドラフト3位で指名された。高卒1年目でサイドスローに転向して半年。ヤクルトで128セーブ、シカゴ・カブスにも在籍した林昌勇にそっくりの投球フォームで、NPB10球団から調査書が届いていた。
まさかの3位に指名に「心の準備できていなかかった。3位とは。プロに行けで嬉しい」と喜びを爆発させた。
夏の県予選を含め、全て1回戦敗退の桶川西では主に三塁を守っていた。3年で投手に転向したが、その時点では球速110キロから120キロの間だったが、監督、コーチから指導を受け、143キロになったことで、プロを目指すことを決断した。
一時肘を痛めたこともあり、武蔵入団2か月後に片山投手コーチのアドバイスでオーバースローからサイドに転向して、頭角をあらわした。6月のBCリーグ選抜とDeNA2軍との試合では3者連続三振で注目を浴び、9月にはオリックスファームとの交流戦で最速149キロを記録。NPB各球団からの株を一気に上げた。
今季は32試合で27回2/3で0勝2敗、防御率3.58だが、33三振を奪っており、リリーバーとしての期待も高い。「NPBに行くことだけではなく、活躍できるようになりたい。自分のもっているものを出せば、可能性は見えてくる」と松岡はかねがね語っていた。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)