【ドラフト】星稜・山瀬が巨人5位指名に笑顔 阿部引退も新たな“慎之助”入り「雲の上の存在なので」

巨人5位指名の星稜・山瀬慎之助(左)とヤクルト1位指名の奥川恭伸【写真:荒川祐史】
巨人5位指名の星稜・山瀬慎之助(左)とヤクルト1位指名の奥川恭伸【写真:荒川祐史】

星稜では奥川とバッテリーを組みU-18でも活躍

 星稜の山瀬慎之助捕手は17日の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」で巨人から5巡目で指名を受けた。同校で今夏の全国高校野球選手権大会(甲子園)でバッテリーを組んだ奥川恭伸投手はヤクルトでドラフト1巡指名を受けており、2人揃って上のステージへ進むこととなった。

 伝統ある巨人から指名を受け「目指していたプロの世界、まずほっとしている。小さいころから阿部慎之助選手を目指してファンとやってきた。同じユニホームを着れるなんてすごくうれしい」と笑顔を見せた。

 阿部は今季限りで現役を引退するが同じ名前の“慎之介”が巨人入りすることになった。憧れの阿部については「雲の上の存在なので、しっかり力つけて活躍したい」と語った。

 山瀬は今夏の甲子園で主将としてチームを引っ張り、また捕手として奥川をリード。準優勝を果たした。さらに8~9月に行われた「第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」では高校日本代表に選出され、カナダ戦では共に選出された奥川と再びバッテリーを組んだ。

 奥川とは地元かほく市の宇ノ気中学校の同級生。当時からバッテリーを組み、3年時には全国制覇も果たしていた。チームメートと揃って着席し、モニターを見つめた山瀬。その隣にはヤクルトからドラフト1位指名を受けたばかりの奥川が座り、時折話しかけたり、甲子園で対決した履正社・井上広大の指名に驚いたりといった姿も見せていた。長い時間モニターを見つめることになったが、指名の瞬間は笑顔を見せていた。

(Full-Count編集部)

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