【ドラフト】阪神3位指名の横浜・及川「追い抜かしたい」“高校BIG4”で唯一ドラ1指名ならず
目標は「常に大事な試合を任される、誰からも信頼されるピッチャー」
横浜の及川雅貴投手は17日、「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」で阪神から3位指名を受けた。“高校BIG4”の一角とされたが他の3人は1位指名。「プロに入ってから追い抜かしたい」と意気込みを語った。
最速153キロの直球とスライダーのコンビネーションを武器に、星稜・奥川恭伸、大船渡・佐々木朗希、創志学園・西純矢と共に“高校BIG4”と呼ばれた及川。奥川が3球団競合でヤクルト、佐々木が4球団競合でロッテ、西が外れ1位で阪神に指名される中、3巡目まで指名を待った。
「ようやくスタートラインに立てたかな」と笑顔で切り出した及川は、指名巡については「そういう予想はしていなかった」と全く気にせず。その一方で、1位指名の3人に比べて「自分には足りない部分が多いと思う」と分析し、「同じBIG4と言われた仲間として、現時点では負けていると思う。プロに入ってから追い抜かしたい」と“巻き返し”を誓った。
中学時代から注目を集め、U-15W杯では大会最優秀防御率を獲得。高校でも1年春からベンチ入りし、春1回、夏2回の甲子園に出場したポテンシャルは間違いない。「常に大事な試合を任される、誰からも信頼されるピッチャー」を将来像に描く左腕は、3位指名からの“逆襲”を目指す。
(工藤慶大 / Keita Kudo)