田中将大にリベンジ果たしたア軍打線 逆転3ランの殊勲者は「ミスを見逃さずに」
ア軍ヒンチ監督「3回の四球は驚いた。タナカらしくなかった」
■アストロズ 8-3 ヤンキース(優勝決定シリーズ・日本時間18日・ニューヨーク)
アストロズは17日(日本時間18日)、敵地でのヤンキースとのア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に8-4で快勝。3勝1敗としてワールドシリーズ出場に王手をかけた。1点を追う3回、スプリンガーがヤンキースの先発田中将大投手から値千金の逆転3ラン。チームは一気に勢いづいて3連勝を飾った。
殊勲の一打を放ったスプリンガーは「彼のミスしたところを打った。ヒューストンでは彼はミスをしなかった。で、今日は2回くらいした。だから、打てたんだよ。僕らは、彼がミスしたら見逃さずに打つようにして、それが実行できた」と胸を張った。
12日(同13日)の第1戦では田中に対して、6回1安打無得点と沈黙。試合も0-7と完敗しただけに、鮮やかなリベンジとなった。
ヒンチ監督は「タナカは良かったと思うよ。ただ、ゲームプランを少し変えてきたようで、速球をすこし多めに投げてきた。彼は通常、自分自身や投球を完全にコントロールしている。今日は、我々はもっと自制心のあるアプローチで臨んだ。彼が犯した1,2回のミスを打って、プレッシャーをかけた」と振り返った。
そして3回の攻撃に触れ、「先頭打者のチリノスへの四球には驚いた。それは、とてもタナカらしくなかったから。通常は、彼はゲームプランを完璧に実行できるので、攻略することは極めて困難だ」と四球による出塁が分岐点になったと分析した。
(Full-Count編集部)