初出場ナショナルズが敵地で先勝 剛腕コールを攻略し5点奪取、20歳ソトが3打点
ナショナルズはポストシーズン7連勝、コールはレギュラーシーズンから19連勝でストップ
■ナショナルズ 5-4 アストロズ(ワールドシリーズ・日本時間23日・ヒューストン)
2019年のワールドシリーズが22日(日本時間23日)にヒューストンのミニッツ・メード・パークで開幕。初出場のナショナルズがアストロズを5-4で破り、敵地で先勝した。今季、ア・リーグのサイ・ヤング賞最有力と見られている剛腕コールから5点を奪取。20歳のソトがソロ弾を放つなど3打点を挙げた。先発のシャーザーも5回112球を要しながら驚異の粘りで2失点に抑え、勝利に貢献した。
初回、アストロズは先頭スプリンガーが四球、アルトゥーベが左前打を放つなど2死二、三塁とし、元DeNAグリエルが2点二塁打。先制に成功した。
しかし、ナショナルズは2回にジマーマンのソロ弾でコールから1点を返す。一方のアストロズは2、3回と走者を出しながら無得点。すると、ナショナルズは4回に先頭のソトがコールの96マイル(約154キロ)の直球を逆方向の左中間へ運び、417フィート(約127メートル)の豪快な同点ソロで試合を振り出しに戻した。
シャーザーは4回も2死一、二塁のピンチを招いたが、アルトゥーベを一ゴロ。4回で早くも球数が96球に達したものの、驚異的な粘りで勝ち越し点を与えない。すると、直後の5回、ナショナルズは1死一、三塁の好機でイートンが勝ち越しの右前打。さらに、ソトはフルカウントからコールのスライダーを捉えて2点二塁打を放ち、この回3点を奪った。
シャーザーは5回まで112球を要しながら初回の2失点のみに抑えて降板。6回はコービンが無失点に抑えたが、7回はレイニーが先頭スプリンガーにソロ弾を浴びる。しかし、その後の2死満塁のピンチではアルバレスを空振り三振。8回はハドソンがスプリンガーに適時打を浴びて1点差とされたが、2死から守護神ドゥーリトルが登板し、ブラントリーを左直に仕留めた。
ドゥーリトルは9回も1点のリードを守り、ナショナルズが逆転からの逃げ切りで先勝。コールとシャーザーの剛腕対決となった一戦を制し、敵地で貴重な1勝を挙げた。ナショナルズはドジャースとの地区シリーズ第4戦からポストシーズン7連勝。コールはレギュラーシーズンからの連勝が「19」で止まった。
(Full-Count編集部)