BC新潟・加藤健球団社長補佐が退任 今後も「夢を持つことの大切さ伝えたい」
球団通じて、ファンへ感謝「この3年間での経験は次のステップに必ず活かしていきたい」
ルートインBCリーグ、新潟アルビレックス・ベースボール・クラブは24日、加藤健球団社長補佐兼総合コーチが退任すると発表した。加藤氏は現役引退後、故郷・新潟のチームの試合運営や地域貢献を精力的に行い、今年はユニホームを着て、総合コーチとしてチームを指導。NPBに一人でも人材を送り出すことも目標とし、今秋のドラフトでは育成選手ながら、2選手を日本ハムに送り出すなどしていた。
加藤氏は球団を通じて「営業、編成、普及、育成など、このリーグ、球団、そして生まれ故郷である新潟で様々な経験をさせていただきました。いつも温かく、そして熱く応援してくださったサポーター、球団の活動にご理解いただき支援してくださっているスポンサー、株主の皆様、そして時には厳しい言葉もかけましたが、着実に成長をしてくれた選手たちには感謝の気持ちでいっぱいです。私自身、この3年間での経験は次のステップに必ず活かしていきたいと思います」とコメントした。
加藤氏自身が中学生の時に元プロ野球選手の野球教室で声をかけられたことがきっかけでプロ野球選手を目指した経緯があり、新潟での活動では特に子供たちへのきっかけ作りに力を注いだ。幼稚園や小中学校の訪問、野球教室も数多く行ってきた。「これまで様々な事業を通して新潟の子どもたちとの触れ合ってきましたが、『夢を持つことの大切さ』を子どもたちに伝えていく活動は、今後もできる限り続けていきたいと思います。3年間、本当にありがとうございました」と話している。
(Full-Count編集部)