ヤ軍の来季先発に「ケイ・イガワ」? MLB公式の番記者が“まさか”の呟き
井川慶氏は2006年オフに5年2000万ドルでヤ軍入団も通算2勝にとどまる
ア・リーグ優勝決定シリーズでアストロズに敗れたヤンキース。2009年以来のワールドシリーズ制覇の野望は来季に持ち越しになる中、MLB公式サイトの番記者は早くも来季の補強の特集を展開。SNS上でのニューヨークファンとのやり取りの中で、ヤンキースの“黒歴史”とも呼ばれる日本人投手の名前を挙げている。
2017年シーズンでも敗れたアストロズにリベンジを果たせなかったヤンキース。MLB公式サイトでは番記者のブライアン・ホック氏が読者とのQ&A企画を行った。最初の質問は今季限りでアストロズと契約満了となり、FA市場の目玉とされる右腕ゲリット・コールの争奪戦に乗り出すべきか、だった。
そして、ホック氏は自身のツイッターで「これ以上いいスタート地点はない。ヤンクスはオフシーズンにコール獲得に動くのか」と記事を紹介。これに対し、読者が「現実 2020年のヤンキースラインナップ」と反応。ルメイヒュー、ジャッジ、ヒックス、トーレス、スタントン、エルズベリー、アンドゥハー、サンチェス、ウェイドというラインナップを予想した。
投手の言及がなかったことが理由だったのか、ホック記者はこのファン予想に改めて反応。「誰が投げるんだい? Kei Igawa?」とツイートしたのだった。
井川慶氏は2006年12月に2600万ドル(約28億円)のポスティング費に加え、5年2000万ドル(約21億6000万円)の大型契約で阪神からヤンキースに移籍した。期待の補強だったが、2年間で16試合(先発は13試合)に登板。2勝4敗、防御率6・66という成績に終わった。
最後の3年間はメジャー登板なし。マイナーで過ごした。ニューヨークメディアの特集でヤンキース史上最悪の補強の1位に選出されたこともある左腕は2011年に退団。すでに8年以上の月日が経っているが、番記者も唐突に持ち出したように、「Kei Igawa」の名はヤンキースファンの記憶に深く刻まれているようだ。
(Full-Count編集部)