168センチのアルトゥーベが抱く思いとは 2年前に自身に宛てた手紙を地元紙が掲載
ア軍の二塁手アルトゥーベは2017年に自身に宛てた手紙をインスタグラムに投稿
■アストロズ 8-1 ナショナルズ(ワールドシリーズ・日本時間27日・ワシントンDC)
アストロズは26日(日本時間27日)、敵地で行われたナショナルズとのワールドシリーズ第4戦に8-1で快勝。2連勝で2勝2敗のタイに戻した。身長168センチで“小さな巨人”と称される不動の二塁手ホセ・アルトゥーベ内野手は全4試合で安打を放ち、打率.400(20打数8安打)とチームを引っ張っている。
ヒューストンの地元紙「ヒューストン・クロニクル」電子版はアルトゥーベが2年前に自身のインスタグラムで投稿した、自分自身に向けた手紙を改めて紹介。29歳のスーパースターの内面を伝えている。
同紙は「『導く者となれ。ロールモデルとなれ』ホセ・アルトゥーベが、最後(2017年の)ワールドシリーズを制覇する前に書いたインスピレーショナルな手紙」とのタイトルでアルトゥーベを紹介。「2019年のポストシーズンで、アストロズは、粘り強く、忍耐強く勝ってきた。成功のカギとなっているのは、ホセ・アルトゥーベである」と伝えた。
記事では「アルトゥーベはアストロズの『インスピレーショナル・リーダー』として知られている」と紹介。そして、アルトゥーベが2017年1月にインスタグラムに投稿した、自らに向けた手紙を改めて掲載している。
手紙の主な内容は以下の通りだ。
「親愛なるホセへ:アベレ―ジで満足するな。もっと良くなれ。もっと頑張れ。そして、偉大になれ。身長を考慮したうえでのベスト・プレーヤーになるな。自分のパフォーマンスでベスト・プレーヤーになれ。若きラテンアメリカ人プレーヤー達の模範となれ。彼らを導く者となれ。ロールモデルとなれ。何か新しいことを毎日学べ。体の大きさは、障害にはならない。だから私は今ここにいる」
記事では「彼はこの言葉を胸に勇気を持って戦っている」と伝え、第3戦に勝って1勝2敗になった時のアルトゥーベの言葉を紹介している。「初めの2試合に負けたからと言って、決して諦めない」「我々はそんなチームではない。打ち続けるだけだ」。
リーダーの言葉通り、チームは連勝して2勝2敗のタイに持ち込んだ。第5戦以降のアルトゥーベの働きが注目される。
(Full-Count編集部)