元広島梵が現役引退会見、今後はスポーツ総合マネージャーに 「野球界に恩返ししたい」
今後はエイジェックのスポーツ文化プロジェクトのマネージャーに就任
元広島の梵英心内野手が28日、都内で現役引退会見を行った。2006年から17年までカープで活躍し18年からは社会人野球・エイジェックでプレーした“松坂世代”は「長いような短いような野球人生でしたが、色々な人に会い勉強させていただいた」と語った。
広島を退団してからここまでエイジェック硬式野球部で選手兼コーチとして活躍したが「夏以降選手として出る機会なくなったが、選手兼コーチの立場は難しいなと。今のスキルならどこかで壁にぶち当たる。選手に対してもよくない、自分に対しても恥ずかしい気持ち。選手としても一枠を僕に使わないといけない、その一枠を今から入ってくる選手に使ってもらいたい」と理由を語った。
これまでの野球人生を振り返り「小学5年生から野球を始めてプレーさせてもらったが、たくさんの恩師、仲間と出会えて今日ここまでプレーすることができた」と感謝の言葉を口にした。
プレーヤーとして一区切りをつけた梵。今後はエイジェックのスポーツ統括本部のスポーツ文化プロジェクトマネージャーとして活躍の場を広げていくが「一旦、現場を離れ、外から野球というスポーツを見直していきたい」と語った。
梵はルーキーイヤーの2006年には123試合に出場し打率.289、8本塁打、36打点、13盗塁をマークし新人王。通算1096試合、990安打、打率.264、74本塁打、357打点、135盗塁を記録。2010年には盗塁王(43盗塁)、ゴールデングラブ賞を獲得するなどカープの正遊撃手として活躍した。
(Full-Count編集部)