東芝が初戦敗退、中日ドラ3岡野は4回3失点で降板 「もっとストレートで押せば…」
岡野は初回に4安打を浴びて3失点、西武ドラ1宮川は2回2/3を2失点
「第45回社会人野球日本選手権大会」第4日目が28日、京セラドームで行われた。第3試合の東芝-王子は、今年の都市対抗で4強入りを果たした東芝が1-5で逆転負け。1回戦で姿を消した。中日からドラフト3位で指名された東芝の先発・岡野は4回3失点。西武から1位で指名され、この日3番手で登板した宮川は6回から2回2/3を投げて2失点と、今季のチームを支えた2枚看板が揃って手痛い失点を喫した。
東芝は初回に1点を先制し、先発の岡野に援護点をプレゼント。しかし、岡野は初回に4安打を浴び3失点で逆転を許すと、その後は王子先発・近藤の前に沈黙。8安打を放ちながらも3度の併殺などで好機を活かせず、結局初回の1得点のみに終わってしまった。
「(初回の)入り方で今日の試合は決まってしまった。変化球中心に入ったけれど、もっとストレートで押せばよかった」と唇を噛んだ岡野。2回以降は立ち直り、王子打線を無失点に封じていただけに、初回の3失点があまりに重かった。
平馬監督は「岡野はうちのエース。しっかりやってくれたし、攻められない」と岡野をかばった。この大会を最後にプロの世界へ進む岡野は「チームの事情はあると思いますが、先発で行きたい」と次のステージでの飛躍を誓っていた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)