大リーグ選手会がFAの131選手発表 契約が満了したコール、平野、柳賢振ら
「オプトアウト」の権利持つストラスバーグらがリストに加わる可能性も
大リーグ選手会は10月31日(日本時間1日)、フリーエージェント(FA)となった131選手を発表した。最大の目玉とされているゲリット・コール投手(アストロズ)、ナショナルズのワールドシリーズ制覇に貢献したアンソニ・レンドン内野手、韓国人左腕の柳賢振投手(ドジャース)、ダイヤモンドバックスとの2年契約が満了した平野佳寿投手らが名前を連ねている。
コールは今季20勝5敗、防御率2.50、326奪三振という圧倒的な成績をマーク。サイ・ヤング賞の最有力候補とされている。また、平野は2年目の今季、62試合登板で5勝5敗1セーブ15ホールド、防御率4.75。2シーズンで通算137試合登板、9勝8敗4セーブ47ホールド、防御率3.47の成績を残した。他に、元広島のジェイ・ジャクソン投手(ブレーブス)、元日本ハムのクリス・マーティン投手(ブレーブス)らも契約が満了した。
FAとなった選手は、ワールドシリーズ終了から5日間は前所属球団との独占交渉期間がある。その間にMLBの年俸上位125名の平均額で1年契約を提示できるクオリファイング・オファー(QO)を出すことも可能。その後、他球団との交渉が本格的にスタートする。
また、契約を破棄してFAとなれる「オプトアウト」の権利を持っている選手は、行使すればこのリストに加わることになる。今オフは、ワールドシリーズMVPに輝いたナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ投手、カブスのダルビッシュ有投手、レッドソックスのJD・マルティネス外野手、ヤンキースのアロルディス・チャップマン投手、ドジャースのケンリー・ジャンセン投手らが「オプトアウト」の権利を持っており、注目が集まっている。