ナショナルズ初のWS制覇で“世界一未経験”は6球団 マ軍は「出場のない唯一のチーム」
世界一を手にしてない球団はマリナーズ、レイズ、ロッキーズ、レンジャーズ、ブルワーズ、パドレス
2019年のワールドシリーズはナショナルズが通算成績4勝3敗でアストロズを下し球団初の世界一に輝いた。115回の歴史の中で世界一を手にしていない球団はどこなのか? 米メディアが特集している。
米紙「USAトゥデイ」はナショナルズが初の世界一に輝いたことを受け「これで、MLBのチームでワールドシリーズを制覇していないのは、残り6チームになった」と見出しを付けレポート。記事では1969年にモントリオールでスタートしたチームが創設51年目で悲願のVを達成したことを伝えている。
これで長い歴史の中でワールドシリーズを制覇していない球団は6チーム。記事では各球団の近況を以下のようにレポートしている。
○シアトル・マリナーズ
「ワールドシリーズに出場のない唯一のチーム。1977年にリーグに参入したマリナーズは、18年間プレーオフに出場していないが、それは、野球、バスケットボール、フットボール、ホッケーのプロチームとしては(プレーオフに出場していない)最長の記録である」
○タンパベイ・レイズ
「レイズは、1998年にリーグに参入した。2008年にワールドシリーズで敗れたが、このシーズン(2008年)を含めてディビジョンシリーズには4度出場したことがある」
○コロラド・ロッキーズ
「ロッキーズは、2007年にワールドシリーズに進出したが、その時は、ボストン・レッドソックスに4連敗を喫した。1993年から参加したこの球団は、5回ポストシーズンに出場しているが、今シーズンはたった71勝しかしていない」
○テキサス・レンジャーズ:
「1961年にワシントン・セネタースとして始まり、1972年にテキサス州に移転したレンジャーズは、これまで、8回プレーオフに出場して、リーグ優勝を2度している。2011年のワールドシリーズではシリーズ制覇まであとストライク1球という場面まで来たが、敗北した」
○ミルウォーキー・ブルワーズ:
「球団の51年の歴史の中で、プレーオフに6回出場。ワールドシリーズに出場したのはア・リーグに在籍した1982年の1度のみ。2018年は、ロサンゼルス・ドジャースとのナ・リーグ優勝決定シリーズで3勝4敗で敗北し、今シーズンはワイルドカードゲームで敗れた」
○サンディエゴ・パドレス
「1969年に始まった球団の歴史のなかで、パドレスは、2度ほどワールドシリーズに進出している。しかし、2006年以降は、プレーオフに出場していない」
イチロー氏が所属したマリナーズが唯一ワールドシリーズ進出がなく、18年間プレーオフに出場していない状況。来シーズンはこの中からナショナルズに続く初の世界一を獲得するチームが現れるのか、注目だ。
(Full-Count編集部)