マーリンズの再建は来季年俸23億円の元中日チェン放出? 米メディア「一部負担しても…」
2016年からの5年8000万ドル(約86億6900万円)の大型契約を結んでいるチェン
元ヤンキースの主将デレク・ジータ氏が共同オーナー兼CEOを務めるマーリンズ。昨年に引き続きナ・リーグ東地区最下位、リーグワーストの勝率.352(57勝105敗)と低迷を続けているが米メディアはオフシーズンの“やるべきこと”を特集。元中日のチェン・ウェイン投手に厳しい評価を下している。
チェンは今季、オープン戦で成績を残せず先発からリリーフに配置転換。シーズンでは45試合に登板し、68回1/3を0勝1敗、防御率6.59とメジャー8年目にしてワーストの成績を残している。
米経済紙「フォーブス」は再建途中のマーリンズのオフに注目。すでにスターリン・カストロ内野手が来季契約オプションを破棄しフリーエージェント(FA)となっており「最優先事項は、元気のないオフェンスの改善だ」と指摘。打撃陣の底上げが浮上のきっかけになると予想している。
その中でも「適正価格で、マーリンズのオフェンス向上を助けてくれる経験豊富なベテラン選手の獲得」を挙げ、「トレードや契約解除も含めた選択肢を模索していく可能性が高い」と、2016年からの5年8000万ドル(約86億6900万円)の大型契約を結んでいるチェンを交換要員として伝えている。
チェンは来季まで契約が残っており年俸は2200万ドル(約23億8400万円)になるが「残りの年俸を一部負担しながらでも、彼のトレード相手を見つけ、低コストで、ベテラン二塁手を獲得」と、球団が金額を負担してまでも出すべきだとレポート。
記事の最後にはマーリンズの最悪のシナリオとしては「チェンのトレード相手を見つけることができず、彼らが必要としているオフェンスの補強できない」と、最後までチェンを“放出”させるべきだと伝えている。
(Full-Count編集部)