【プレミア12】米国がドミニカ破ってスーパーR進出 オリのディクソンが9回締めて日本行き決定

「プレミア12」アメリカ代表でオリックスのブランドン・ディクソン【写真:荒川祐史】
「プレミア12」アメリカ代表でオリックスのブランドン・ディクソン【写真:荒川祐史】

A組はメキシコが1位でスーパーR進出、ドミニカとオランダは敗退

■アメリカ 10-8 ドミニカ(プレミア12・日本時間5日・メキシコ)

「第2回 WBSC プレミア12」のオープニングラウンドA組「アメリカ対ドミニカ共和国」が4日(日本時間5日)、メキシコで行われ、アメリカが10-8で勝ち、同組2位でスーパーラウンド進出を決めた。A組は既にメキシコが1位通過を決めている。

 1勝1敗同士が激突したオープニングラウンド最終戦。勝った方がスーパーラウンド進出となる一戦で、メジャーリーガーは参加していないものの「若手有望株トップ100」から7人が選出されているプロスペクト軍団アメリカが打ち勝った。

 1回にペイトンが先頭打者弾。2回にはクロネンワースのソロ弾、クラッツの適時打でリードを3点に広げると、「2番・中堅」で先発出場した注目のアデルが続いた。2死一、二塁で中前適時打。4点目を挙げた。

 これだけでは終わらない3回にはボームが3ラン、5回にはクラッツがソロ本塁打を放つなど着々と得点を重ねた。2点差に迫られて迎えた8回2死二塁では再びアデルが右前適時打で貴重な10点目を挙げた。そして9回にはオリックスのディクソンが登板し、2アウトから走者を出して1失点するも、後続を何とか抑えて粘るドミニカを振り切った。

 アデルは2017年に全米ドラフト1巡目(全体10位)で指名され、プロスペクトランキングでは球団1位、全体でも5位にランクインする逸材だ。この大会も2日(日本時間3日)のオランダとの初戦で本塁打を放つなど、その実力をいかんなく発揮。3試合全てに安打を放ち、スーパーラウンド進出に大きく貢献した。

(Full-Count編集部)

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