大谷は+21億円、ダルは+4億円、田中は-9億円…米メディアが年俸との差で価値“査定”
後半戦に“V字回復“のダルビッシュは+4億超の評価「今後もこのような結果を」
一方、ダルビッシュが所属するカブスは全選手で「+1億190万ドル(約110億9000万円)と算出されて18位。ベストがバエスの「+3320万ドル(約36億1300万円)、ワーストが途中加入のキンブレルの「-1400万ドル(約15億2400万円)となっている。今季年俸2000万ドル(約21億7640万円)のダルビッシュはベスト5には入っていないが、寸評に登場する。
「ユウ・ダルビッシュ(+400万ドル=約4億3530万円)とコール・ハメルズ(+320万ドル=約3億4820万円)の2人は2000万ドルの年俸にも関わらずプラスとした。ハメルズはFAとなったが、ダルビッシュは4年総額8100万ドル(約88億1360万円)の契約が残っているため、球団は今後も彼からこのような結果を求めている」
ダルビッシュは今季、前半戦は制球に苦しみ、97回を投げて111奪三振49四球、防御率5.01。しかし、後半戦はコントロールが劇的に改善され、81回2/3を投げて118奪三振7四球、防御率2.76と快投を続けた。シーズン通算では31試合先発で6勝8敗、防御率3.98、178回2/3、229奪三振。年俸を上回るパフォーマンスだったとの見方だ。わずか8試合先発で1勝3敗、防御率4.95という成績に終わった昨季の同じ特集ではカブスでワースト、メジャー全選手の中でもワースト3の「-2660万ドル(約28億9400万円)」という厳しい査定だったが、その価値は“V字回復”した。
さらに、エンゼルスは全選手で「+5060万ドル(約55億5800万円)」と算出されて22位。ベストがトラウトの「+4870万ドル(約53億円)」で、今季は打者に専念した大谷翔平投手もベスト4の「+1940万ドル(約21億1100万円)」。実際の年俸が65万ドル(約7073万円)と“格安”の大谷だが、一刀流のDHでも実際の価値は約22億円との評価だ。なお、新人王に選出された昨季、大谷は「+3065万5000ドル(約33億3560万円)」と算出されていた。エンゼルスのワースト2は「-2520万ドル(約27億4200万円)」のアップトン、「-2480万ドル(約27億円)」のプホルスとなっている。
明暗が分かれる形となった日本人選手たち。来季は年俸に見合うパフォーマンスを見せられるだろうか。
(Full-Count編集部)