西武秋山の骨折に懸念も「それ以外はカブスにパーフェクト」 米メディアが高評価

FAでのメジャー挑戦を目指す西武・秋山翔吾【写真:荒川祐史】
FAでのメジャー挑戦を目指す西武・秋山翔吾【写真:荒川祐史】

秋山はカナダ代表との強化試合で死球を受けて骨折、「侍ジャパン」を離脱した

 海外フリーエージェント(FA)権を行使して米大リーグ移籍を目指す西武・秋山翔吾外野手について、カブス専門情報サイト「ブリーチャー・ネーション」が特集。野球日本代表「侍ジャパン」の一員として、「第2回 WBSC プレミア12」に向けたカナダ代表との強化試合で死球を受けて右足薬指を骨折したことを挙げて、「そこは心配だが、それ以外ではカブスにパーフェクトだ」と高い評価をしている。

 同サイトは「ショウゴ・アキヤマは、もしMLBに来るならば、とても安価かもしれない。しかし、それには理由がある」とのタイトルで特集。「足の指の怪我で日本のナショナルチームから離脱したアキヤマだが、そのことが31歳でスピードが売りの選手にどのような影響が出るかは分からない」とした。ただ一方で「そこは心配だが、それ以外ではアキヤマはカブスにパーフェクトだ」とチームにフィットする選手であると伝えた。

 記事では、米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーモア」が発表した今オフのFA選手トップ50で、秋山の契約内容を2年600万ドル(約6億5200万円)と予想していることに言及。「彼の契約内容の予想はとても控えめだ。しかしメジャーリーグへの移行期間、年齢、今回の怪我などのリスクを考えると、それもありえるかもしれない」と説明した

 一方で「この金額なら彼が全く使い物にならなくても諦めることができる。もしも彼が首位打者になるような活躍や、そこまででなくても、4番目の外野手のような役割を担うことができるのならば良いことだ」と指摘した。また、秋山が日本に残留した場合は2年600万ドルよりも高額なオファーがあるはずなので、残留の可能性も「ある」としている。

 さらに記事は、ブルワーズ時代の青木宣親外野手(2012-13年)と比較。「アキヤマが2年の契約で、アオキのような働きができるならば十分満足する」としている。青木はこの2年間で306試合に出場、321安打、打率.287、18本塁打、50盗塁をマークしている。

 そして記事は、秋山が日本のプロ野球人の社会貢献活動優秀者を表彰する「ゴールデンスピリット賞」を受賞したことにも触れ、「アキヤマはいい人でもあるようだ」と説明している。

(Full-Count編集部)

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