ヤンキース、コール獲得は金額次第!? サバシアが指摘「十分な金を出せば…」
サバシア獲得時にはエンゼルスを「粉砕するようなオファー」で契約
ただ、ニュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」が「CC・サバシアはどうやってゲリット・コールをヤンキースにリクルートしているか」とのタイトルで掲載した特集では、「ESPNのバスター・ オルニー氏によると、サバシアが、コールがヤンキースに行くとどんな感じになるかという良い見本になるだろう、としている」とレポート。敏腕記者として知られるオルニー氏は、ヤンキースが大金を注ぎ込んでサバシアを獲得した時の経緯について、以下のようにESPNで記しているという。
「アストロズのチームメートは、彼がカリフォルニアのチームに行くと考えている。野球界全体がそう考えている。ヤンキースが、コールと契約したい場合には、2008年の秋、フリーエージェントであったCC・サバシアがヤンキースと契約した時と同じチャレンジに遭遇するだろう。サバシアも西海岸の出身で、カリフォルニアのチームで、特にドジャースでプレーすることを強く望んでいた。しかし、ドジャースは動かず、エンゼルスがサバシアに1憶ドル(約109億円)のオファーをした。ヤンキースはもしサバシアが欲しいなら、それを粉砕するようなオファーを出さなければいけないと言われた。サバシアがニューヨークに住んだり、ヤンキースでプレーすることを望んでいなかったからだ。ヤンキースは、エンゼルスを大幅に超える7年総額1億6100万ドルを提示して(サバシアを)獲得した」
つまり、サバシアのときのようにオファーの額次第ではヤンキースがコールを獲得することも十分に可能だというのだ。コール争奪戦が白熱すれば、とんでもない契約で決着する可能性もある。ただ、近年はストーブリーグで静かなヤンキースには、過去に数々のマネーゲームを制してきた“実績”がある。サバシアを獲得した2009年には、世界一に輝いた。サバシアの“予言”が当たり、ヤンキースがオフシーズンで主役になるのだろうか。
(Full-Count編集部)