【プレミア12】視察のMLBスカウトを直撃 2戦連発の鈴木を高評価「パワーも足もある」

侍ジャパンの広島・鈴木誠也【写真:Getty Images】
侍ジャパンの広島・鈴木誠也【写真:Getty Images】

3試合で9打点の大活躍、プエルトリコ戦3ラン&チャイニーズ・タイペイ戦2ラン

 「WBSC プレミア12」(テレビ朝日系列で放送)でスーパーラウンド進出を決めた野球日本代表「侍ジャパン」。7日には台湾・台中市の台中インターコンチネンタル野球場でオープニングラウンド第3戦のチャイニーズ・タイペイ戦を戦い、8-1で勝利した。鈴木誠也外野手(広島)が先制の適時三塁打、2戦連発の2号2ランを放つなど3安打4打点と大活躍。さらに、7回には死球で出塁し、今大会2つ目の盗塁を決めて勝利に大きく貢献した。

 オープニングラウンドの3試合で9打点を荒稼ぎした鈴木。プエルトリコ戦では3ラン、チャイニーズ・タイペイ戦では2号2ランとここぞの場面での決定力で侍ジャパンを牽引。さらに2戦連続で盗塁も成功。この「プレミア12」で選手たちの視察に訪れていたメジャーリーグのスカウトたちにも「SEIYA SUZUKI」の名前は強く印象に残ったようだった。

 フィリーズのスカウトを務めるワン氏は「鈴木のことは好きです。パワーもあるし足もあるし、守備もある。大好きです、大好き」と語り、打力だけでなく、走力も兼ね備える鈴木の能力を高く評価。メジャーでの活躍の可能性を問われると「チャンスはありますよ、絶対。今は面白い(存在)。来年はもっと鈴木の試合を見に行きます」と今後、さらにプレーをチェックしていく考えを語っていた。

 また、アスレチックスのスカウトを務めるスティーブ氏も食い入るように鈴木の打席を見つめ「彼はいいですね。パワーもあるし走れる」と打撃、走塁で発揮したポテンシャルを高く評価。さらには、侍ジャパンでは「サカモト、ヤマダもいいですね」と注目しているようだった。

(臼井杏奈 / Anna Usui)

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