MLB人気は本当に低迷しているのか NY紙が考察、NBAやNFLとの違いとは?
全米テレビ中継が少ないMLBは「ローカルレベルで人気に」
同紙は「野球はローカルである」と断言。「グーグルサーチでも、その証拠を見つけることができる」とし、「デトロイト・タイガースやコロラド・ロッキーズは同郷のNFLのチームと比べて、ローカル以外ではほとんどフォローされていない。ただ、全米レベルで見ると負けているが、コロラド州内では、同郷のNFLチームのブロンコスより、ロッキーズのほうが多く検索されている」と述べている。
さらにテレビ放送権の違いも言及した。「Fox」「ESPN」「CBS」「NBC」などの全米ネットワークはNFLの放送権を保有。全米にNFLのベストチームやスターを放送している。一方、MLB球団はほとんどの試合の放送権を全米ネットワークの地方局かローカルテレビ局に独占的に売ると指摘した。
記事は「全米レベルでの野球の視聴率は、他のトッププロスポーツに加えて低いが、ローカルレベルでは人気がある」とし「野球人気がローカル中心であることを考えると、ワールドシリーズの視聴率の悪さを説明できる。彼らのチームが162試合を終えた後、ファンは、ほとんど知らない人がプレーしているワールドシリーズを見る気はしないだろう。その代わりに、ファンは来季、再びローカルテレビ局で自分のチームをみることを待っている」と結んでいる。
MLBは、NBAやNFLとは別の形で人気を博しているようだ。
(Full-Count編集部)