【プレミア12】地元開催でも侍ジャパンを応援? 台湾で日本野球が人気の理由とは
陽岱鋼らNPB所属の台湾出身選手が架け橋、テレビ放送がきっかけ
野球日本代表「侍ジャパン」は台湾で「第2回 WBSCプレミア12」(テレビ朝日系列で放送)オープニングラウンド3試合を戦い3連勝。首位でのスーパーラウンドへの進出を決めた。3戦目のチャイニーズ・タイペイ戦は地元台湾のファンにより、チケットは発売から早々に完売した。当日も球場内通路まで埋め尽くす盛況ぶりだったが、日本球団のユニホームを着た台湾ファンの姿も多くみられた。
日本ハムの王柏融外野手やロッテのチェン・グァンユウ投手など、代表入りしている台湾出身のNPB選手はもちろん人気だ。しかし見渡せば、そこかしこに日本人選手のユニホームを着たファンが見られた。坂本勇人内野手の巨人ユニホームを着た20代の女性は、「WBCが台湾でも中継されていて、そこで坂本選手のファンになった。彼はとてもレベルが高い選手」と“坂本一筋”と話す。
友人たちも日本野球が好きだそうで「友達は日本ハムの近藤(健介)選手が好き、陽岱鋼選手がいたチーム」。日本にも足を運び、今年も5月に観戦のために来日したという。日本とチャイニーズ・タイペイ、どちらのチームを応援するのかと聞けば、「サカモト」と即答していた。
ロッテのユニホームを着た20代の男性は、チェンのファン。普段はNPBに所属する台湾選手を応援しているため、日本球団のユニホームを着たという。日本野球を好きになったきっかけはテレビだそうで、「陽岱鋼選手が日本に行ってから台湾でもNPBの試合が放送されています。日本ハムにいた時はパ・リーグが見れたし、今は巨人ですね。なのでセ・リーグも見ます」という。