【プレミア12】14残塁の拙攻で韓国に敗れた米国 「チャンスで打てなかった…」指揮官もため息
得点はソロ本塁打のみ、適時打出ずに韓国に1-5で敗れる
■韓国 5-1 アメリカ(プレミア12・11日・東京ドーム)
「第2回 WBSC プレミア12」(テレビ朝日系列で放送)は11日、韓国とアメリカが東京ドームで対戦し、アメリカは1-5で敗れた。アメリカは初回から1死一、三塁のチャンスを作ったがこれを逸すると、その後もことごとくチャンスをつぶして14残塁。スコット・ブローシャス監督は「結果については非常に残念に思う。スーパーラウンドの初戦なので勝ちたかった」と無念の表情を浮かべた。
韓国のエース左腕ヤン・ヒョンジョン投手は初回から安定しなかった。1死かラボームが左翼フェンス直撃の二塁打を放ち、さらに四球、左前打で満塁までチャンスを広げた。しかしその後は抑えられ、絶好機を逃した。2回には2死二、三塁、4回は2死三塁、5回も2死一、三塁とチャンスをつくりながら決められなかった。
6回には先頭ロッカーが左中間へソロ本塁打を放ったものの、再び6回2死二、三塁のチャンスも逃し、8、9回も同様だった。「14残塁があったかと思うが、チャンスで打てなかった。韓国はチャンスで打てていて、初回にホームランを打ったし後半にも打てていた」とブローシャス監督もため息だ。
2番手で登板したアンドリューズも「チャンスでタイムリーを打てなかったというところです。これでチームは窮地に立たされていますが、明日の日本戦に向けて頑張りたい」と苦い表情だ。アメリカはオープニングラウンドで同組メキシコに敗れた1敗を持ち越しており、これで0勝2敗。12日の日本戦(東京ドーム)は落とすことができない戦いとなった。
(臼井杏奈 / Anna Usui)