【プレミア12】坂本はどうする? 繋がらぬ打線に稲葉監督は打線変更示唆「変えていく必要ある」
吉田も大会打率.133、丸も.111と低空飛行が続く
国際舞台ではほとんどが初見の投手が相手となる。それだけでも打ち崩すのは難しいが、特に北中米の投手たちは球に力があり、かつ手元で微妙に変化するツーシームやカットボールを武器にする。日本の選手たちが苦手とするタイプで、易々とは攻略はできないものだ。
それだけに打線の“繋がり”が鍵になる。チャンスは決して多くは訪れない。その中でできたチャンスでいかに得点に繋げるか。打線が分断されてしまっては、やはり苦しくなる。
稲葉監督も「メンバーは替えられないので、調子がいいとか、悪いとか言っている場合ではないので。今の調子も含めて、この打線でどう繋がりを持っていくか、もう一度私の中で考えたい。今、点が取れるところは、なんとなくこの何試合か見ていて思いましたので、そこにどうやって繋げていくかという打線の組み方ですね」と語っている。
その中でも気がかりなのが、坂本の状態か。11日のオーストラリア戦で先発を外れたが、この日は7番で復帰。だが、3度のチャンスで凡退し、4打席で3三振を喫した。5番の吉田正尚外野手(オリックス)も大会打率.133、丸佳浩外野手(巨人)も同.111と苦戦が続く。
調子の悪い選手を思い切ってスタメンから外すのか、それとも下位に置き、調子の良い打者を上位に固めるのか。3戦全勝のメキシコと戦う13日の一戦。稲葉監督の下す決断に注目だ。
○『世界野球プレミア12』の主な予定(テレビ朝日系列で放送)
11月13日(水)午後6時45分~ 「日本×メキシコ」
11月17日(日)「決勝」
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)