【プレミア12】侍J撃破も豪州に敗戦の米国、東京五輪出場権へ“他力本願” 日本の「助け必要」
13日のオーストラリア戦も落とし、東京五輪出場へ“他力本願”な状況
「第2回 WBSC プレミア12」(テレビ朝日系列で放送)のスーパーラウンド第2戦で野球日本代表「侍ジャパン」を4-3で撃破したアメリカ。米スポーツ局「NBSスポーツ」は「アメリカがオリンピック出場を賭けた大会で日本を破るものの、依然として“助け”は必要かもしれない」との見出しで伝えていたが、アメリカは13日のオーストラリア戦に敗れてさらに厳しい状況に追い込まれた。
日本戦終了後に掲載された記事では「アメリカは2Aと3Aの選手で主に構成されているが、4-3で日本に勝利した。彼らの中には、2度のセ・リーグMVPに輝いているヨシヒロ・マルやベテラン遊撃手のハヤト・サカモトといった国内リーグの大物スター選手もいる」と、若手有望株中心のメンバーが“金星”を挙げたことに言及。これがアメリカにとってスーパーラウンド初勝利となったものの、「当面の間、このプレミア12においてアメリカには切迫感がある」としていた。
今大会では、アメリカ大陸の上位国1チームが、東京五輪の出場権を獲得する。日本戦が終わった時点で1勝2敗としたアメリカだったが、3勝0敗のメキシコに星2つの差。日本が13日にそのメキシコとの対戦を控えているため、記事では「日本が助太刀してくれるかもしれない」と“他力本願”に期待していた。しかし、アメリカは13日のオーストラリア戦を1-2で落とし、1勝3敗と後退。決勝進出の可能性が消滅し、メキシコが残り2戦で1勝でも挙げると今大会での東京五輪出場権は逃す。その場合、来年3月での米大陸予選、世界最終予選に回ることになるが、「開催国(日本)を応援せざるを得ない」状況から“奇跡”は起きるだろうか。
(Full-Count編集部)