西武がドラ2左腕・浜屋と仮契約 鷹・柳田斬り誓う「三振を取りたい」

西武との仮契約を結んだドラフト2位・浜屋将太【写真:安藤かなみ】
西武との仮契約を結んだドラフト2位・浜屋将太【写真:安藤かなみ】

最速148キロ「先発なら2桁勝利、リリーフなら50試合登板が目標」

 西武が13日、横浜市内のホテルでドラフト2位で指名した三菱日立パワーシステムズ(MHPS)の浜屋将太投手と仮契約を結んだ。浜屋は「書類を書いて、改めてプロになるという実感が沸いてきました」と緊張の面持ちで話した。契約金は7000万円。年俸は1300万円プラス出来高(金額は推定)。

 浜屋は角度のある最速148キロの直球に加え、スライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップを操る即戦力左腕だ。特に鋭く曲がるスライダーに自信があるという浜屋は「高校生のころからスライダーで空振りを取ってきた。トリプルスリーを取ったこともある柳田選手に自分の持ち味の角度のある真っ直ぐとスライダーで三振を取りたい」と柳田斬りを誓った。

 会見に同席した潮崎哲也編成グループディレクターは「頭のいい投手。先発なら力を抜いて次の打者を見ながら目の前の打者と対戦できる。リリーフならパワーで行くと瞬時に判断して、それに即した投球ができる」とそのクレバーな投球を評価。先発、リリーフどちらの適性もあるとした上で「どちらにしても貴重な存在になると思うが、現場がどう判断するか」と起用法については現場に一任する考えを口にしていた。

 鹿児島県大崎町出身で地元の大崎ソフトボールスポーツ少年団に所属していた浜屋。毎年年末に行われるチームのイベントにはOBの西武・榎田らが参加し、浜屋も榎田とキャッチボールをした経験があるという。さらに同郷の西武・赤田1軍打撃コーチは浜屋にとって小学校、中学校の先輩。入団が決まった西武とは縁を感じている。浜屋は「先発なら2桁勝利、リリーフなら50試合登板を目標に」と1年目からの飛躍を誓っていた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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