DeNA筒香&西武秋山はブ軍へ? 「万能性のある一塁手」と「中堅守備の強化」
アトキンスGMは筒香を「胸躍る才能」と評価、秋山は「こちらも興味深い選手」
ロス・アトキンスGMが、西武の秋山翔吾外野手、DeNAの筒香嘉智外野手の獲得に興味を示していると明言したブルージェイズ。カナダラジオ局「スポーツネット」は「ブルージェイズは日本の打者ツツゴウとアキヤマに照準を定める可能性がある」と伝えている。
ポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャー移籍を目指している筒香と、海外FA権を行使した秋山。記事ではアトキンスGMが、ウィンターミーティングで2人に興味を示していることに言及。ブルージェイズの最優先課題は“投手陣”だとしながらも、「万能性のある一塁手」と「中堅守備の強化」も今オフの大きな課題であるとしている。
記事では筒香の打撃を評価したが、「彼は既に守備面でピークを過ぎているのかもしれない。野手として彼は、一塁手かあるいは右翼手/左翼手の方が最も適していると見る専門家もいる」と守備を不安要素に挙げている。それでも、アトキンスGMは「彼は感心すべき打者。見ていて非常に楽しい。胸躍る才能だ。我々は(横浜の)ファンの歓声を気に入っている。間違いなく興味深い選手」と高く評価しているようだ。
一方、秋山は5年連続で143試合に出場、その間に打率.296、出塁率.385以下を記録していないことを紹介し、「ここ最近では彼にはパワーも備わって、3年連続20本塁打(以上)を放っている」と安定感が売りだとした。アトキンスGMは「こちらも興味深い選手」と語っているという。
しかし記事では、ある球団GMが「日本で成功したからと言って、それがMLBで通用する保証にはならない」と語っていることにも言及。青木や福留、松井秀喜ですら日本時代から成績を落としていることに触れ、「その歴史を頭に入れると、ツツゴウやアキヤマにはメジャーリーグの投手相手に日本時代の成績を再現することは期待できないのかもしれない」と不安要素も指摘している。
MLB30球団で唯一カナダに本拠地を置くブルージェイズ。近年では川崎、青木らが在籍したが、再び日本人野手が加入するのか注目が集まっている。
(Full-Count編集部)