【プレミア12】米国が台湾に勝利! 東京五輪出場権獲得へ望みつなぐ、台湾は痛恨逆転負け

アメリカ代表のジョー・アデル(右)【写真:Getty Images】
アメリカ代表のジョー・アデル(右)【写真:Getty Images】

米国はスーパーラウンド4試合を終えて2勝3敗

■アメリカ 3-2 台湾(プレミア12・15日・東京ドーム)

「第2回 WBSC プレミア12」(テレビ朝日系列で放送)は15日、スーパーラウンド第3戦のアメリカ-チャイニーズ・タイペイ戦が東京ドームで行われ、3-2でアメリカが逆転勝ち。負ければ最下位が確定して3位決定戦進出を逃す大一番だったが、勝ってスーパーラウンド成績を2勝3敗とし、他国の結果に運を任せることとなった。

 アメリカは初回、2死一塁でボーンが適時打を放ち1点を先制。しかし3回にはチャイニーズ・タイペイがジャン・ジンデの遊併殺打の間に1点を上げて同点に追いつかれる。さらに先発のウー・シェンフェンに翻弄されてその後は好機を作れず、6回には逆転を許した。

 1点ビハインドで迎えた7回、1死からクラッツが中前打で出塁するも続くダルベックが空振り三振。しかし、2死から打席に立ったロッカーは2ボール1ストライクからスライダーを振りぬき、左翼スタンド上段に飛び込む逆転2ランとした。

 この一発で好投していたチャイニーズ・タイペイのウーは降板。2番手でワン・ユェリンがマウンドに上がるもボームに右前打を打たれ、1死も奪えず降板。3番手でチェン・グァンユウ(ロッテ)が登板してその後を抑えたが、1点差のまま追いつけなかった。これで台湾はスーパーラウンド成績を1勝3敗としている。

 アメリカは負ければ最下位が確定し、今大会の米大陸最上位に与えられる東京五輪出場権を逃すところだったが、望みをつないだ形。しかし、ナイターで行われるメキシコ-韓国で現在3勝1敗のメキシコが勝てば、決勝進出と東京五輪出場が決まる。逆に韓国が勝った場合、16日の日本-韓国戦の前に両チームの決勝進出が決まる。

(臼井杏奈 / Anna Usui)

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