“サイン盗み騒動”でダルビッシュとイエリッチが舌戦 地元紙「辛辣な発言を…」
イエリッチはツイッターで反論「君との対戦に、助けなんて要らないよ」
アストロズの“サイン盗み疑惑”が今、米球界に衝撃を与えている。2017年のワールドシリーズで当時ドジャーズに所属していたダルビッシュ有投手(現カブス)にも“飛び火”し、他球団の選手まで騒動に巻き込んでいることを地元メディアが伝えている。
「アストロズのサイン盗みに関するMLBでの大騒動は他球団にまで波及しており、それにはブルワーズも含まれている」
こう見出しで伝えたのは地元紙「ミルウォーキー・ジャーナルセンチネル」だった。記事ではアストロズ以外にもブルワーズ、レンジャーズにサイン盗み疑惑があることを伝えており、カブスの専門メディア「ブリーチャー・ネーション」がイエリッチがダルビッシュと対戦している時にブルペンの方向を見て球種を読んでいた可能性に言及。ダルビッシュがプレートを外す動画を交え2人の対戦を分析した。
これに対しダルビッシュは自身のツイッターで「(映像に移っているこの場面で)彼が何をしようとしていたのかわからないよ。しかしはっきりさせておくと、彼の目が先に動いてるんだ。だからプレートを外したんだよ」と当時の状況を説明。
だが、ブルワーズで今季、打率.329、44本塁打をマークしナ・リーグMVP投票で2位につけたイエリッチはダルビッシュのコメントを受け入れられず「もうちょっとまともなことしてくれないと。君との対戦に、誰も助けなんて要らないよ」と反論しサイン盗み疑惑を否定した。
ダルビッシュもサイン盗みを断定しておらず「まあ落ち着きなよ。サイン盗みをしているって、言ってるわけではないんだから」と、イエリッチをなだめるツイートを送る事態となっている。
記事ではアストロズの騒動が「クリスチャン・イエリッチが金曜日にツイッターでカブスのユウ・ダルビッシュ投手に向けて辛辣な発言をする事態にまで至っている」と大きな騒動に発展していることを伝えている。