【プレミア12】元中日クラークがディクソン撃ち メキシコ初五輪「言葉で表現できない」
ディクソンとは2016年にオリックスでともにプレー「彼は良い球を投げる」
■メキシコ 3-2 アメリカ(プレミア12・17日・東京ドーム)
「第2回 WBSC プレミア12」は17日、東京ドームで3位決定戦が行われ、延長10回タイブレークの末、メキシコが3-2でアメリカにサヨナラ勝ち。今大会で、アメリカ大陸の上位国1チームに与えられる東京五輪出場権も獲得した。1点を追う9回に起死回生の同点ソロを放った元中日、オリックスのクラークは「言葉では表現できない」と歓喜。「プレミア12」公式ツイッターがインタビュー動画を公開している。
メキシコは我慢の展開となった。初回にアデルのソロで先制を許すと5回まで無得点。6回に2死満塁からクラークの内野安打で同点に追いつくも、直後に再び勝ち越された。迎えた9回、アメリカはオリックスでプレーする守護神ディクソンを投入したが、先頭のクラークが放った打球は左中間スタンド最前列に飛び込む起死回生の同点ソロ。タイブレークの延長戦に突入し、10回に1死満塁から阪神ナバーロがサヨナラ打を放った。
「プレミア12」公式ツイッターは、クラークがジョン・モロシ記者のインタビューに答える動画を公開。起死回生の一発を「彼(ディクソン)は良い球を投げるし、ここ数年、僕に良い球を投げていた。でも、今回ついに失投し、僕はそれを見逃さなかった。結果は素晴らしかった」と振り返った。クラークとディクソンは2016年にオリックスでともにプレーしていた。
さらに「言葉では表現できない。国、選手たち、コーチたち、関わった人たち全て、ファンにとって、ただ素晴らしいことを成し遂げた」とメキシコ初の五輪出場に興奮気味。「世界に僕たちのプレーを見せられることは、皆にとってアメージングな経験になると思う」。東京五輪でのプレーが待ちきれないようだ。
(Full-Count編集部)