加藤豪将は「ブレークの可能性」 地元紙がマイナートップ評価でオ軍に獲得“進言”
ヤンキース傘下からFAとなった加藤豪将は「ブレークする可能性が非常に高い選手」
ヤンキース傘下マイナーからフリーエージェント(FA)となった加藤豪将内野手。今季は初めて3Aに昇格し、83試合出場で打率.279、11本塁打、39打点の成績を残した日本人内野手について、米メディアは「他のどの球団よりも合っている」とオリオールズに獲得を“進言”している。
オリオールズに加藤の獲得を“進言”したのは地元紙「ボルチモア・サン」だった。記事では「オリオールズの内野手の層の浅さは問題だ。それを補うことができるかもしれないトップ・マイナーリーグのフリーエージェントを紹介する」と紹介。そこに加藤の名前も挙がっている。
今季、ア・リーグ東地区最下位に沈んだチームは「メジャーリーガーを見つける必要があるが、そのために大金を使う予定はない」という。記事では、オリオールズはFA市場でマネーゲームに参戦する必要も、プロスペクトを無理に昇格させる必要もないと言及。コストを抑え、可能性のある補強を行うために「他のチームで6シーズンを過ごしてフリーエージェントとなったマイナーリーガーと契約することがチームの層を厚くする良い方法で、その上、もっと何か特別なことへ発展する可能性も秘めている」と指摘した。
そして、マイナーで実績を積み、ユーティリティさを兼ね備える加藤について「二塁、ショート、三塁を守ることができることを考えると、彼は他のどの球団よりもオリオールズが合っていて、ブレークする可能性が非常に高い選手だ」と分析。マイナー選手の中ではトップクラスの評価をしている。
加藤は2013年にヤンキースからドラフト2巡目指名を受けて入団。今季はマイナー7年目で3Aスクラントン、2Aトレントンでプレーし、初めて登録された3Aで存在感を見せた。ヤンキースは春先にかけて特に故障者が続出したため、打撃好調だった加藤の初メジャー昇格も期待されたが、契約の壁もあって叶わず。来季は違う球団のユニホームを着てメジャーの舞台に立つことになるのだろうか。
(Full-Count編集部)