楽天由規、30万増の450万円でサイン! 新球取得に意欲「新しいスタイルも見えつつある」
先発、中継ぎとポジションはとわず「1年間、1軍でフル回転できるように頑張りたい」
来季について「(先発や中継ぎなど)どういうポジションになるかわかりませんが、1年間、1軍でフル回転できるように頑張りたい」と力強く語った。1軍でフル回転するための手応えも得ているようだ。「秋もいろんなことに挑戦し、自分の新しいスタイルも見えつつある」といい、ツーシームやシュートボールを習得中であることを明かした。
「理想はストレートと同じような形で、1球で仕留められるような球。今までの三振を狙いにいくスタイルだと球数もかかってしまう。極端に言えば、1球で終わらせられるようなピッチングスタイルが一番の理想。球数を減らせられれば肩の負担も減ると思うので」
軸はあくまでストレート。これまで使ってきた変化球にも磨きをかけた上で新たな球種を使えるようにしていくつもりだ。
また、今季の反省も生かす。イースタン・リーグでは13試合に登板したが、スピードが140キロほどの日もあれば、150キロ近い日もあっという。調子の波は球団からも指摘され、「140キロ後半の押し込めるようなストレートの球威にもこだわっていきたい。シーズンを通して波なく投げていきたいです」と意気込む。球筋や回転数、軌道などの数値とも向き合い、「あくまでバッターとの勝負ですが、いかせるものは最大限活用していきたい」と話した。
来季はプロ13年目。来月には30歳となるが、まだまだ進化は止めない。新たなスタイルで「1年間、1軍でフル回転」を実現してみせる。
(高橋昌江 / Masae Takahashi)