ホークス谷川原、現状維持の600万円でサイン 初1軍目指し「打ってアピールしたい」
捕手をベースに複数ポジションにも意欲示す
ソフトバンクの谷川原健太捕手が22日、筑後のファーム施設で契約更改に臨み、現状維持の推定600万円でサインした。
4年目の谷川原は、2軍で79試合、3軍で33試合に出場し、ともに打率は2割台中盤に終わった。今シーズンを振り返り「バッティングで自分のベースとなる打ち方を見失って、自分で整理できないままだった」と反省。また、今シーズンは捕手だけでなく内外野も多く経験。得意の打撃を生かすために、新たなマルチプレーヤーを目指していく。
「捕手だけでなく他のポジションもやれるのはプラスになる。そんな前向きな気持ちでやれました。セカンドとかもやったことなかったんですが、開き直ってがむしゃらにやったら良いプレーもできました」
来季に向けては「このチームは打たないと(試合に)出れない」と打撃のさらなる向上を目指す。「レギュラー陣にどう食らいつくか。打ってアピールしていきたい。飛ばす人はたくさんいるので、ツーベースやスリーベースをたくさん打てるように」と中距離打者としての覚醒をテーマに掲げ、初の1軍戦出場を目指していく。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)