ヤンキースの25年間で「最低のFA」ベスト9に井川慶 年俸23億円“不良債権男”も

ヤンキース時代の井川慶氏【写真:Getty Images】
ヤンキース時代の井川慶氏【写真:Getty Images】

ジャコビー・エルズベリー、カール・パバーノら

 ヤンキースは20日、年俸約23億円を得ながら度重なる故障で活躍の機会がなかったジャコビー・エルズベリー外野手を契約解除したが、エルズベリーのみならず近年何人かの大型契約が球団が望んでいたようにはならなかった。米メディア「CBSスポーツ」はヤンキースがここ25年間にした最低のフリーエージェント(FA)契約を挙げた。その中にはまたしても“あの人”の名前がリストインしている。

 同メディアが作成した不名誉なリストにはエルズベリーの他、ヤンキース時代をほぼ故障者リストで過ごして楽天に移籍したケビン・ユーキリス内野手、4年間でわずか26試合登板に終わったカール・パバーノ投手やロジャー・クレメンス投手ら9選手が名を連ねた。

 そしてリストには「ケイ・イガワ」の名前も入った。こういった不名誉なリストの常連となりつつある井川慶投手を、同記事はこのように過去を振り返る。「2006年、ヤンキースは日本人投手ケイ・イガワとの交渉権を獲得するために2600万ドル(約28億2482万円)の入札金を支払い、大きな賭けに出た。

 ヤンキースはイガワと5年2000万ドル(約21億7294万円)の契約をしたが、上手くいかなかった。イガワはヤンキースで16試合に登板し、2勝4敗、防御率6.66とした」。

 そして同記事は結びで「彼はNPBでは大絶賛された投手だったが、MLBでは何も通用しなかった」と辛辣な評価を下した。

 今オフもアストロズの20勝右腕、ゲリット・コール投手らを獲得するのではと噂されているヤンキース。このリストの10人目が増えないことを祈るばかりだ。

(Full-Count編集部)

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