日ハム栗山監督、ドラ1河野ら新人選手へ贈る言葉「夢を持って一生懸命やった奴が勝つ」

新入団選手発表に参加した日本ハム・栗山英樹監督(前列中央)【写真:石川加奈子】
新入団選手発表に参加した日本ハム・栗山英樹監督(前列中央)【写真:石川加奈子】

23日に札幌時計台で10選手の新入団発表、栗山監督「新球場は選手への最高のプレゼント」

 日本ハムは23日、札幌時計台で10選手の新入団発表を行った。就任9年目を迎える栗山英樹監督は「ドーンと10人入ると、やっぱり変わるなという感じする。6年間10人変わったら60人変わる。そういう意味ではチームがどんどん活性化する」と新戦力を歓迎した。

 10人全員とこの日初めて顔を合わせた指揮官は、終始穏やかな笑みを浮かべながら選手が発する言葉に耳を傾けていた。「夢しかないという時代があるじゃない。この子たちを見ていて、すごくワクワクしたし、俺もうれしかった。彼らの人生に幸あれ、みたいな。俺も年とったなと思ったけれど、何か彼らのために少しでも手伝ってあげたいなぁと思ったな」としみじみと語った。

 今年はドラフト1位・河野竜生投手、2位の立野和明投手ら社会人で実績のある即戦力のほか、足を武器にする育成ドラフト1位の宮田輝星外野手ら“一芸”に秀でた選手もおり、特徴を持ったメンバーがそろった。それぞれが思い描くのは、2023年に開業する新球場での活躍だ。河野とドラフト5位の望月大希投手は23年の開幕投手に名乗りを上げた。栗山監督は「(将来の活躍を)具体的にイメージしてほしかった。新球場は選手への最高のプレゼント」と、うれしそうにうなずいた。

 昨年初めて参戦した育成ドラフトで今年は3選手が加わった。新戦力の突き上げがチームを前に進める力になる。現役時代ヤクルトにテスト入団した栗山監督は「入り方は関係ない。夢を持って一生懸命やった奴が勝つ。下の選手は『今に見てろよ』っていう野心を持ってやってほしいなと思う。良ければすぐ支配下登録して、すぐ試合に出れるだろう」と自らの境遇と重ね合わせながらエールを送った。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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