大谷翔平がイチロー氏から得た「自信」 草野球“初対戦”は「恐れ多いです」
ベストを出すための右肘手術、日本人最速165キロ更新の「可能性は出てくる」
――右肘のトミー・ジョン手術をした際にベストパフォーマンスを出すためと話していた。日本ハム時代には最速165キロを記録。その上を目指していくか。
「それだけ思い切り腕が振れれば、その可能性は出てくるんじゃないかなと思いますけど、まずは投手としての純度を高めていく。球速もそうですし、コマンド(制球力)もそうですし、オフスピードのボールもそう。全体的なトータルのバランスも。ゲームで抑えられるレベルに戻していって、(最高球速更新は)その先じゃないかなと思います。僕の1番の持ち味は真っ直ぐなので、そこを伸ばしていくのか、またはウィークポイントを潰していくのか。そこ(の選択)は試合で出た課題によるんじゃないかと思います」
――今季中のキャッチボールではテークバック時に右手を早く上げて肘の負担のかからない投げ方のように見えた。手術前と投球フォームを変化させたか。
「色々と試したりはしてますね。今だからこそできることはあると思います。こういう投げ方は次の日に(肩肘が)張るなとか、こういう投げ方は負担がかからないなとか。健康な状態だったら分からない。どの投げ方でも変わらないように感じたりするので。今のうちに効率的に投げられる、負担のかからないように投げられる。ベストなポジションを探っていくのは大事と思います」
――投球フォームの具体的な変化とは。
「(右腕を)どういうルートで上げていくのか。上げていくことばかりを考えても良くなかったりするので。自然とそのルートに入っていったりとか、じゃないかなと思います」
――今季終了前に左膝を手術した。やはり来季の開幕戦(現地時間3月26日の敵地アストロズ戦)に投打でプレーできるのが目標か。
「そうですね。たぶん今年はイニング数とか1試合の投球数、シーズントータルの投球数とか(が制限される)。1年の投球数はリハビリの過程で決まっていると思う。1シーズンを通して分けるのか。それとも、ある程度、ポストシーズンを想定して後半にずらしていくのか。それはチームの監督とGM次第なので。それ通りに従いたいなと思っています。投げられないとしても打者として出るので、そこで頑張りたいなと思っています」
――選手としては開幕から出たいのでは。
「開幕から出たいなというよりは来シーズン、(シーズン総イニング数が)100イニングか150イニングか分からないですけど、例えば100イニングだったら、それを全うしたいなと思いますね。早くやって(シーズンで)90イニングしか投げられなかったということがないように、できればしたいなと思いますね」
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(小谷真弥 / Masaya Kotani)