ロッテ入り表明の福田、決断は「ここ2、3日」「ホークスにいたい気持ちも」…一問一答
ロッテ移籍の決め手は鳥越コーチの存在「鳥さんのおかげで野球続けてこられた」
国内FA権を行使し、去就が注目されていたソフトバンクの福田秀平外野手がロッテへの移籍を決断したことが26日、分かった。この日ロッテに入団の意向を伝え、他の5球団には断りの連絡を入れた。またソフトバンクの球団事務所を訪れて、退団とロッテ移籍の決断を伝えた。
ソフトバンクへ決断を伝えた直後の福田の主な一問一答は以下の通り。
――球団にはどのような話を。
「今季限りで退団することを伝えに来ました」
――決断は。
「来季から千葉ロッテマリーンズでお世話になることを決めました」
――なぜロッテに。
「最後は鳥越さんという存在ですね。自分の野球人生を振り返ったときに、2年目に父を亡くし、同じ時期に鳥越さんも奥さんを亡くされた。鳥越さんのおかげで野球を続けてこられた。電話でお話して、井口さんからも『一緒にやろう』と声をかけてもらいました。悩みましたけど、そこが決め手かなと思います」
――決断された時期は。
「ここ2、3日です」
――チームメートには?
「昨日の納会でチームメート、裏方さんには退団することを報告させてもらいました。(同い年の)柳田には先に移籍先も伝えました。柳田は『またメシでも行こうや』と」
――13年間プレーしたソフトバンクへの思いは。
「福岡が大好きで、13年間怪我もしましたけど、そのたびにトレーナーさんやスタッフさんに励ましてもらって野球ができる状態になった。前監督の秋山さん、工藤さんのお陰でFA権を取ることができた。感謝しかないです」
――ロッテの印象は。
「応援が凄くてファンが熱い球団なのかなというイメージはあります。スピードのある選手が多い。僕もスピードが武器なので、争って勝ち抜きたいと思います」
――来季はホークスとライバルになる。
「正直、今はホークスとは対戦したくないです。でもやるからには倒すという気持ちで臨んでいきたいと思います」
――この1か月は大変だった。
「こんなに悩むことがあるのかという1か月でした。奥さんは福岡の人で、ホークスにずっといて欲しかったと思う。僕もホークスにいたい気持ちはありました。福岡が大好きなので悩みましたけど……」
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)